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11)心が二つある大きな河・・・覚えておくと体に良い言葉

ヘミングウェイの連作短編「ニックもの」の一作。
形容句のない明晰で簡潔な力強い文体で淡々と語られていくのはいつも通り。
ニックは故郷の町シニーに釣りキャンプをするために帰ってくる。
全く書かれていないけれど、ニック(ヘミングウェイ)は戦争から帰ってきたのだ。
おそらく少年の頃から親しんできた釣りで、深く傷ついた心を癒すために。
ニックは、この短編の中でほとんど口をきかない。
物思いにふけるが、感情は抑えられている。
一度読むだけだと、ハイキングとキャンプと鱒釣りだけのような短編なのだが、2回・3回と読むうちにニックの深い思いが滲むように行間から読み取れるような気がしてくる。
なんたって題名がいいよね。「Two・Hearted・Big・River」ですから。

アウトドアもので他に好きなのが、大藪晴彦(!)の「ヘッド・ハンター」。
大口径のマグナム・ライフルを持ってアラスカなど極地で大物をハンティングする小説で、あいかわらず校正したくなるようなひどい表現が多々あるし、ウソコケっというようなところだらけだが、この「ヘッド・ハンター」だけは許してあげよう。面白かったし。
もう20年も前に買った文庫本だが、今でも年に1回は、パラパラと読み返しています。
それから凄くいいのは、開口健の「フィッシュ・オン」。
アウトドアものとは言えないけれど大変に印象的なのが、開口健もその著書「白いページ」で憧れるように誉めているスタインベックの短編「朝食」。

ところで、私、これらのアウトドアものに触発されて、このたびソロキャンプデビューすることになりました。
次回は結果報告をしますので、お楽しみに。
ヘミングウェイ短編集.jpg

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| 覚えておくと体に良い言葉 | 10:33 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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10)谷のド畜生野郎・・・覚えておくと体に良い言葉

開口健は、ベトナム戦争で200人の内17人しか生き残れなかったという遭遇戦に同行し生還したのですが、弾丸避けのお呪いをジッポ・ライターに刻んでいました。
サライの写真で初めて原文を知ったので書いておきます。

Yea though I walk through the Valley of the shadow df deth
I will fear no evil
For I am the evilest son of a bitch in the valley

このお呪いは「夏の闇」の中で、愛人の女性が読み上げるという形で日本語で示されていました。
「たとえ、われ、死の影の谷を歩むとも、われ恐れるまじ。
なぜって俺は谷のド畜生野郎だからよ」

本当に俺なんか”谷のド畜生野郎”だよなあ。
若い読者にとって体にいいのかどうか分からないけれど、これらの言葉は僕にとってはとても良いのだね。
励みになったり、むかつく時に口から出そうになる言葉を抑えたり、迷った時の考えるヒントになったり、と役に立ってくれるのです。
僕にとって「覚えておくと体に良い言葉」の所以であります。

もうひとつ、開口健。
全長170センチ重さ40キロのターポンという魚を1時間かけて釣り上げ昂揚した開口の言葉。
"魚を釣りたかったらコスタリカへ行け。
男になりたかったら、ターポンを釣るんだ。諸君!"
いいねえ。

輝ける闇.jpg

| 覚えておくと体に良い言葉 | 20:44 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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9)とうとう9月も最終日・・・覚えておくと体に良い言葉

何と気がつけば、1本もアップしないうちに9月30日になってしまいました。
忸怩たるものあり。
では、2005年9月の「覚えておくと体に良い言葉」ですっ。

”ゼータ関数の自明でない零点の実数部は、全て1/2である”ベルンハルト・リーマン博士

「素数に憑かれた人たち」☆☆☆☆VeryGood
でも、オヤジの頭には少し難しかった。
素数に憑かれた人たち.jpg

| 覚えておくと体に良い言葉 | 21:05 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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8)フェルマーの最終定理・・・覚えておくと体に良い言葉

7月中にもう何本かアップするつもりでしたが、貧乏暇無しで気がつけば8月も第1週が終わろうとしています。やれやれ。
暇無しでも寸暇を盗んで本は読んでいましたので、今回は読書報告です。
量子論と相対性理論とかが気になっていて、まずは
「量子のからみあう宇宙」アミール・D・アクゼル/ハヤカワ・ポピュラー・サイエンス
を読んでみました。☆☆☆☆でした。次に、
「エレガントな宇宙~超ひも理論がすべてを解明する」ブライアン・グリーン/草思社
これは、☆☆☆☆☆であります。
これらは物理学の本ですが、つでに借りたアミール・D・アクゼルの数学の読みものである
「天才数学者が挑んだ最大の難問~フェルマーの最終定理が融けるまで」を読んで、俄然、数学関係に興味をひかれ何冊か読みました。ちなみにこの本は今から思うと☆☆☆かな。
「興奮する数学~世界を沸かせる7つの未解決問題」キース・デブリン/岩波書店☆☆☆
「ヒルベルトの挑戦~世紀を超えた23の問題」ジェレミー・グレイ/青土社☆☆☆
そして!
「フェルマーの最終定理~ピュタゴラスに始まりワイルズが証明するまで」サイモン・シン/新潮社 
ドラマティックでミステリアスで感動しました。文句無しの☆☆☆☆☆です。

フェルマーの最終定理.jpg

| 覚えておくと体に良い言葉 | 19:54 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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7)トムコリンズも・・・覚えておくと体に良い言葉

トムは、フロリディータまでの車(運転手付)の中ではボーイに作らせたトム・コリンズを飲んでいました。これも実に美味そうです。
『生のライム・ジュースの青臭さに、無味の椰子汁が混じる-無味だがこの汁は炭酸水などよりずっとこくがあった。それに本物のゴードン・ジンが強く利いて、舌をぴりっと刺し、喉に快い。さらにビターズが全部の味を引きしめ、色をそえている。良く風をはらんだ帆の快味を思わせる酒だ、とハドソンは考える。とにかくうまい酒だ。』
この本の訳者は、沼澤洽治さんといって僕は面識はないが、僕にハヤカワミステリーを百冊読めと言った先輩の知り合いでお酒は一滴も飲めないんだって。
それなのによくこんなに美味そうに酒の描写を訳したものですね。

トムコリンズ.jpg

| 覚えておくと体に良い言葉 | 19:45 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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